シーカヤックキャンプツアー
2006年8月4日(土)〜5日(日)


  レポーター:ウクレレマン・ジェイク麻袋


夏といえば海!ペンギーノといえばカヤック!でもただシーカヤックじゃものたりない!
じゃあ、キャンプでもしますか・・そんなパワーあふれるユースケさんグループがやってきました。

今回のキャンプ地は、ペンギーノおすすめのJ島ご指定。
J島には狭いもののキャンプにはうってつけの玉砂利の浜があります。
麻袋もここでいつかはキャンプしてみたいと思っておりました。どこかなつかしい雰囲気が、ここにはあります。




まずは、いつものように自分の乗るカヤックってどんなもの?漕ぐときの格好は?などからスタート。
特にシングル艇では船長は自分、船員も自分だけ。自分の船がどんなものか知っておけば愛着も沸くというものです。
みなさん興味深々、真剣に説明を聞いています。


道具の説明が終わったら出艇場所まで移動して、出艇の準備に取り掛かります。
シーカヤックは重いので、みんなでアリのようにせっせと運びます。
オイサーオイサーと、みんなでがんばって運びました。


それにしても暑い・・・ので海にぷかり浮かんで涼をとったあと、いよいよ出艇!・・・の前に、 漕ぎ方の練習です。
(実は)J島近辺は潮流がものすごく速いため、油断なりません。
また(実は)漁船やフェリーがときどき通ったりもするので、油断なりません。
それから(実は)・・・まあとにかく多少は知識をもっていたほうがココロも穏やか、
パドリングもより楽しめる、と。


軽く書いてしまいましたが、シーカヤックは見た目以上に危険を伴う遊びです。
かく言う麻袋も何度か流されたことがあります・・・最低限の正しい知識を持ち、
他の船舶などの邪魔にならないように遊びましょう。




パドリングの練習も終わり、キャンプ道具をカヤックに詰めたら、さああいよいよ出艇です!テンションあがります。めざせJ島!
海のコンディションは絶好です。
風が若干ありましたが、カヤックに影響するほどでもなく、かえって暑さしのぎになってちょうどよい感じでした。

出発!


グループのボス、おしりがプリプリしている(推定)ユースケ氏。 さすが経験者、安定したパドリングでシーカヤック姿も
しっくりきてますねー。
終始笑顔のナイスガイ。


タンデム艇に乗る麻袋の行きのパートナーはヒトミさん。
楽しく会話しながら、海と風を感じながら進みます。
途中熱心にパドリングの研究をしてました。
その後のシングル艇では、研究の成果かセンスなのか、
しっかりしたパドリングをみせてくれました。

潮目付近では波があがります。
また進行方向とは逆向きの強烈な潮流なので、
油断していたらあっという間に戻されてしまいます。
行きつ戻りつ、あっちに流されしながら島を目指します。



島につきました!
なんだかんだでここまで1時間くらいかかりました。
キャンプ地まではあともう少し島の沿岸を漕ぎますが、ここまで
来たら着いたも同然。

島の海は本土と違って透明度というか、とても澄んだ清らかな
感じがします。せみしぐれのBGMときれいな海が心地よい・・

ここで艇の乗り換えをして、ついに・・・


到着!


だいぶはしょりましたが、ちゃんとタープも立てて、焚き火の用意もしてから、乾杯!!えらい!大人!
ビールはまだ冷え冷えで、んまーい!




これだけ動けばおなかもすいてきます。少し前から空腹の訴えがちらほら・・で、キャンプ定番のカレー作りに取り掛かります。
流木でおこした焚き火で料理します。
みな働き者。ペンギーノでは働かざるもの食うべからず。


できた!んー ちょっと汁気が多いけどうーまーい!


おなかも満たされ、あとはもう、まったりするだけです。

酒を飲みながら話や心理ゲームに花を咲かせます。
心理ゲームでは意外な事実が判明したり、
別に意外じゃない事実が再確認できたりします。

近くに民家はなく、陸上からは近づけない浜です。静かな夜。
焚き火と遠くのイカ釣り漁船の漁火だけが明かりです。
夜が更けて、みなそれぞれの時間を楽しみました。
麻袋は浜にゴロ寝して、しばらく夜空を眺めました。
数個の流星が落ちました。




朝。夜更かししたので眠い・・・
しかししかし、朝日の中を早朝パドリングするんじゃあ!と、がんばって起きました。
夏の朝の、静かな中にも感じるエネルギー。独特ですよね。好きです。
ま普段はほとんど寝てますが・・・

早朝パドリングは、朝起きられて希望者だけとしていたので無理には起こさず、
コソコソと出艇準備を・・・
と、 みんな起きだしてきました。まだ寝ぼけ気味なうちに・・・・ あ・ばれた!(笑)
みんないそいそと準備を始めました。
無事に全員参加で、朝飯まえにかるーくパドリング!
どうですかこの雰囲気・・・
朝もやの中をゆっくりパドリング。

この時間は漁船も少ないので、まざりっけなしの
自然の音が楽しめます。
朝らしい穏やかなさざ波の音をバックに、聞こえるのは
自らのパドルの音。

波が穏やかなので、海の底まではっきり見えます。
海に手をつけると、朝特有の清冽な水。
いやーイイ。
日が昇ってきました。
鏡のような海面です。
みんなまだ、少々寝ぼけ気味・・?

J島は、たどり着くまでにもいろいろな変化があり 楽しいフィールドですが、
着いてからがその本領を発揮します。
長い時間をかけて波が堅い岩を侵食し、このような穴を開けてしまいます。
向こうに突き抜けていない洞窟もいくつかあり、うねりが高めの日は、
穴の奥でぶつかった波の音が中で反響し、 ドフーン・・・と独特な音色を
奏でます。



早朝パドリングのパートナーはユーリさん。
明るい癒し系です。こちらまで楽しくさせてくれます。
そろそろハラへってきたぞ〜
ということで戻りますか。
だいぶ日が昇って、暑くなってきました。
予報では雨が少し、風がやな方向から吹くかも?
となっていましたがまったく問題なし。
今日も暑くなりそうです。
さてと、朝はしっかり食べないとね!
んーあれ、パンどこやった?
んーあれ、忘れた?
んーまあ、今日は早めの昼飯だから・・・
んーまあ、旅にトラブルはつきものですよね・・・




昼飯までフリータイムです。
寝不足と早起きで、みんなゴロゴロ、ダラダラ、ウダウダ、チャプチャプ。
自由だー!

麻袋はいちおうウクレレマンを名乗っているので、ウクレレを少々弾いたり、
スノーケリングを楽しんだりしました。

海にはイワシの稚魚がたくさん泳いでいました。
この時期にはたくさん見られます。
って、この時期しか潜りませんけどね・・
まだ朝なので海水も冷たく気持ちよい。




いよいよお待ちかねの昼飯です。 てきぱき働きます。
お昼はパスタですよー



  マンタな自分を夢見るキャップ。
麻袋帰りのパートナーです。波の立っている
ほうに行きたがり。川向きなんじゃないですかー




そしてそして、あっという間に・・・

島を離れるときがやってきました・・・。
うー名残惜しい。
風はまったくなく、トロットロの海です。こりゃ、暑くなりそう・・・
水分の確保はしっかりと!

帰りはうまく潮流に乗って、思ったよりもスムースに本土に到着。
えーもう終わったのー


最後に、みんなを無事に運んでくれたシーカヤックや道具ををみんなできれいに洗って、お開きとなりました。
短いけどとても充実した週末でした。
また漕ぎましょうね〜次は四万十??